2021/9/6
睡眠と覚醒
こんにちは。
西宮・芦屋・苦楽園でパーソナルトレーニングジム&治療院をしております。
バランスボディ(balanceBody)です?
今回は睡眠についてのお話です。
そもそもなぜ、眠たくなるのでしょうか?
睡眠は脳内に存在する体内時計に密接な関係があります。
夜になると眠くなり、朝になると自然と目覚める睡眠のリズムは「睡眠欲求」と「覚醒力」のバランスから生まれています。
活動している間に蓄積した身体と脳の疲労をとるため、身体は睡眠を要求します。
回復に必要な時間だけ眠ると自然と目覚めるように体内時計から覚醒の指令が出るのです。
・睡眠のリズムを崩すとどうなるのか?
本来適切な睡眠により調節される体内時計が不規則となり、身体の様々な不調を招きます。
身体の基本的な機能(体温・ホルモン分泌バランスなど)は約24時間のリズムで行われ、サーカディアンリズム(概日リズム)とも称されます。
サーカディアンリズムは視床下部にある視交叉上核に存在する体内時計から生み出され、昼夜環境を判断し、体内の働きを調整しています。
睡眠不足や不規則な生活習慣は、脳からの体内リズム形成を狂わせ、代謝低下、生活習慣病への罹患、精神疾患などの原因ともなるため、一定の睡眠リズムを日常から意識することは、病気を未然に防ぐことにもつながります。
気持ちよく目覚めるには
すっきりと目覚めた時は、1日を気持ちよくスタートできます。気持ちよく起きられる時は体の中ではどんなことが起きているのでしょうか?
・覚醒は目覚めのスイッチ
睡眠前半で集中的に冷却され休息した脳は、覚醒に向けて温度を上げます。
覚醒作用のある副腎皮質ホルモンが分泌されると、脳の温度は上昇し始めます。副腎皮質ホルモンは日中のストレスに対抗するための働きも担い、午前3時頃~明け方にかけて大量に分泌され、日中の活動に備えます。
気持ちの良い目覚めは、睡眠中の休息から活動のスイッチに切り替わったことを表しています。
・覚醒状態の身体は冴えている
集中力や反射能力が上がり、仕事や日常の作業効率向上、スポーツのパフォーマンスアップが期待できます。
覚醒状態の脳は学習することにも適しているので、更なるスキルアップ、記憶力も発揮しやすい状態になるといえるでしょう。
心身ともに健康を維持できるのはもちろん、病気のリスクを減らすこともできます。
毎日、忙しい日々を送っているときほど、睡眠はとても大切です。
睡眠は人生の約3分の1の時間を過ごすといわれています。つい睡眠時間を削りがちな時も、脳や身体の回復を図る眠りのメカニズムを活用して、活動している時間をより有意義に過ごしてみませんか。脳や身体を睡眠でリフレッシュさせて、健康で快適な毎日を送りましょう!