西宮・芦屋のパーソナルトレーニング

2021/9/3

体脂肪とは

こんにちは。

西宮・芦屋・苦楽園でパーソナルトレーニングジム&治療院をしております。

balanceBody (バランスボディ)です。

 

体脂肪や体脂肪率といった言葉はよく耳にしますが、体に及ぼす影響についてお話していきます。

 

・体脂肪の働き

脂肪細胞は、体の機能を保つために必要なホルモンなどの物質を作り出します。女性にとっての体脂肪は正常月経の維持、妊娠、出産などに不可欠です。また、エネルギー源を貯蓄して体温を保つ働きや、外部からの衝撃から内臓を守る役割もあります。

 

・多すぎると良くない脂肪

脂肪は必要以上に体に貯蓄してしまうと、健康を損ねてしまう恐れがあります。

脂肪のついてる位置によって健康への危険性は大きく異なります。男性に多い内臓脂肪型肥満は、高血圧 高血糖 脂質異常

などの生活習慣異常リスクが高くなると考えられます。

女性に多くみられる皮下脂肪型肥満は、睡眠時無呼吸症候群や関節痛、月経異常などを発症させやすくなります。

 

・肥満とは

脂肪細胞が体内に過剰に増加した状態のことをいいます。肥満かどうかの判定方法には、BMIや体脂肪率が多く使われます。

家庭用対組成計での測定では、成人女性は30%、成人男性は25%という基準が設けられています。それぞれを超えると体脂肪量増加状態にあると考えられます。

 

・体脂肪はなぜ増えるのか

体には、飢餓になった時にも耐えられるように、食事から摂取して使い切られなかったエネルギーを蓄えるという仕組みがります。肝臓や筋肉にもこのエネルギーを蓄えることができますがその量には限りがあります。蓄えきれなかった分が脂肪に変換されます。

脂肪を多く含む食材が脂肪になると勘違いしてしまう人も多いのですが、主にエネルギー源となる三大栄養素の炭水化物やタンパク質の摂りすぎも体脂肪として蓄積されます。

 

・体脂肪が増えやすい人とは

運動習慣がない、アルコール摂取が多い、食生活が乱れがち、ストレスを感じることが多い、喫煙をしている。

若い頃から食べる量が変わらない方も、体脂肪の増加傾向にあります。その要因は、基礎代謝の減少です。

男性の基礎代謝のピークは15〜17歳、女性では12〜14歳となっています。その後は10年間でやく2%ずつ低下していきます。年齢を重ねるにつれて運動する量は減ったが、食べる量は若い頃と変わらないという人は注意しましょう。

 

・体脂肪を減らすには

一つ目は、体脂肪を増やすような食事を変えること、二つ目はエネルギーを消費しやすい体に変えていくことです。この両輪が動き始めたら、自らの体の変化に気づくことができるでしょう。

食べる順番も大切です

運動を始めるときに準備運動をするように、食事の場合も食べる順番によって脂肪への吸収が変わってきます。
私たちの体は食事を摂ると血糖値が上昇し、体内の血糖値を下げようとインスリンが分泌され始めます。インスリンは血液中の糖を、血中から各細胞に吸収させる働きをします。その際に、脂肪細胞にも糖は吸収されてしまうため体脂肪の増加につながります。

インスリンの分泌は血糖値の上昇スピードに比例するので、脂肪細胞への吸収を防ぐためには血糖値の上昇を緩やかにする必要があります。このときに重要な役割を果たすのが食物繊維です。食物繊維の多いものを食事の最初に食べることで、糖や脂肪の吸収を妨げ、消化を遅くし、血糖の上昇を穏やかにしてくれます。野菜やキノコ、寒天やこんにゃく、おからなどに多く含まれており、少量でも満腹感をもたらしてくれるので食べ過ぎ防止にもつながります。

・まとめ

体脂肪は、決してわるものではなく体にとって必要なものですが、増えすぎには注意が必要です。健康的な生活を維持するためにも、バランスのとれた食事と継続的な運動を心がけましょう。