2022/4/22
脂肪燃焼のメカニズム
こんにちは?
西宮・芦屋・苦楽園でパーソナルトレーニングジム&治療院をしております。
balanceBody (バランスボディ)です?
今回は、脂肪燃焼のメカニズムについてお話しします。
脂肪は燃やして減らすもの、ということはなんとなく知っていても具体的にはどういうことなのか知らない人も少なくないはず。脂肪燃焼のメカニズムを知って、筋トレ、ダイエットの効果アップを目指しましょう!
・脂肪の種類とは
余計なお肉=脂肪という概念は誰もが持っているかもしれませんが、
脂肪細胞といっても全てがお荷物なわけではありません。脂肪には
『白色脂肪細胞』と『褐色脂肪細胞』があります。
・白色脂肪細胞
一般に脂肪として認識されているものです
この白色脂肪細胞は、体内で使いきれず過剰となったエネルギーを中性脂肪として蓄える働きがあり、
いわゆる脂肪太りの原因となる細胞です。皮下や内臓の周囲に多く存在しています。
妊娠末期の三か月(胎児期)、乳幼児期・思春期に集中して増殖し、一度作られると数は減少しにくいです。以前は、思春期までに生涯の脂肪細胞の量が決定すると考えられていましたが、最近の研究では、思春期以降にも体に脂肪が入り切らなくなれば、さらに細胞の数を増やして脂肪を取り込めることがわかってきました。
・褐色脂肪細胞
白色脂肪細胞とは逆の、脂肪を減らすという驚きの機能を持っています。脂肪細胞なのに、その脂肪を燃やしてエネルギーを消費することが期待されています。成人では、首回り、肩甲骨付近、腎臓の周り、胸部大動脈周辺に少量存在しています。
骨格筋が少ない幼児期には、脂肪を燃焼して熱を発生させることで体温維持をしているためこの褐色脂肪細胞が多く存在します。しかし、基礎代謝の役割を担う骨格筋ができあがる成人になると、熱源が骨格筋に移行するため、一部を残して減少していきます。
白色脂肪細胞と同じ脂肪なのになぜ褐色なのかというと、鉄(赤褐色)を含んでいるミトコンドリアが多く存在するからです。このミトコンドリアに存在するUCP(熱産生タンパク質)が白色脂肪細胞から分離された脂肪酸を取り込み、エネルギーへと変換します。
・脂肪を燃やすとは
私たちが無くしたいと思っている脂肪のほとんどは過剰となったエネルギーが形を変えて白色脂肪細胞に蓄えられてもの
脂肪を燃やすとはこの貯蓄物を消費するということです。
・食事制限をしても脂肪は燃焼しません。体重が減っていても筋肉が減っていいれば本末転倒ですよね、
運動で脂肪を分解させるスイッチをいれるだけではなく、消費するために適切な運動を続けてあなたの理想とする体へ近づけます。