西宮・芦屋のパーソナルトレーニング

2017/3/8

腰椎椎間板ヘルニアに悩まされている人は読んでください!!

こんにちは。
西宮(苦楽園、芦屋)・芦屋のパーソナルトレーニング・治療院balance Body(バランスボディ)です。

腰痛のお話です。

腰痛というと、ヘルニア?分離症?狭窄症?などなど…色々思い浮かぶでしょうか。
その中から、腰椎椎間板ヘルニアについて^ ^

ヘルニアと聞くと、ひどい腰痛、脚のしびれや、相当腰が悪いんだろうな~とか、運動してはいけない!!
といったイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
今ブログでは誰もが気になる
腰痛(腰椎椎間板ヘルニア)の疑問・ウソ・ホントを解決していきます。
まず、ヘルニアは治るのか、どうやって治すのか

これは、後にも先にも腰椎椎間板ヘルニアになってしまった原因を解決すること

そうすると症状も改善し、再発も予防出来ます。当たり前のようですが、きちんと治療・リハビリ・運動をできている人はあまりいないかもしれません。

椎間板を圧迫し、椎間板の中にある髄核(ズイカク)が後方に移動し、椎間板を膨隆、脱出した状態が腰椎椎間板ヘルニアです。

  •  腰椎、椎間板の構造と役割

24個の脊椎(せきつい)の内、下から5個が腰椎と呼ばれています。腰椎の下には仙骨(仙椎)と尾骨(尾椎)が連なります。
その間にあるクッションの役割をしているものが椎間板です。背骨や骨盤にかかる負荷を軽くしています。
また、背骨の動作を滑らかにする働きもあります。骨同士の連結ではガチガチで動けないですよね。
脊椎は脊髄を保護しています。詳しいところはここでは割愛させて頂きます。
腰2

椎間板の中心に髄核(ズイカク)というものがあり、髄核を包み込むように繊維輪(センイリン)軟骨があります。椎間板全体が背骨にかかる負荷を軽くしているのではなく、中心にある髄核がクッションの役割をし、繊維輪軟骨が髄核を保護している形になります。

柔らかいクッション(髄核)の周りを固めのクッション(線維輪)で囲んでいるような構造です。

この柔らかいクッション(髄核)は線維輪の中で動けるようになっていて、身体を動かす方向によって形を変えます。そうすることであらゆる方向からの衝撃を和らげるようになっています。
椎間板 動作

病態

ヘルニアとは、突出した状態のことを指します。椎間板ヘルニアは、椎間板の髄核が突出してしまった状態のことを言います。椎間板ヘルニアは痺れがあると思われがちですが、痺れを伴わないものも存在します。
髄核が突出し、神経根に触ると腰や脚に痺れが現れます。

膨隆がみられても神経根に触れていなければ、神経症状は現れません。
筋肉が突っ張って痛いというような症状を訴える場合はこのケースの可能性が考えられます。

髄核が線維輪を突破し、左の神経根を圧迫している為、身体の左側に神経症状が出現します。
痺れの範囲は神経が圧迫されている部分によって異なります。脊髄の神経には、背骨を横断する脊髄中枢神経という太い神経と、脊髄中枢神経から枝分かれして、身体の各末梢に走っている末梢神経があります。

左右の末梢神経のどちらかを圧迫した場合には、その末梢神経が支配している方向の部分が痺れます。髄核がどの方向に、どの程度突出するかによって症状が出る部位や程度が変わります。

痺れの範囲は、ヘルニアが接触する程度が低いと臀部や太ももに痺れが。
脊髄中枢神経(馬尾と呼ばれる神経)を圧迫するように真後ろにヘルニアが起こると、左右両方の末梢神経が支配する部分に、同時に痺れが起こります。又は、動きによって症状が出る部位が変動します。
脊髄神経は上位腰椎辺りから馬尾神経となります。ヘルニアでその部分を圧迫すると、膀胱直腸障害などのいわゆる中枢神経症状が現れます。

ヘルニアの種類

ヘルニアと言っても膨隆しているだけのもの、後縦靭帯を破って脱出しているものなど、様々です。
程度によっては日常生活に何の問題もない場合もありますが、放っておくと悪化する可能性がありますので、早めの対策が大切です。
まとめ
  • 椎間板は背骨や骨盤にかかる負荷和らげ、背骨の動作を滑らかにしている

 

  • ヘルニアとは椎間板(繊維輪軟骨)の断裂により髄核が膨隆・脱出した状態。

 

  • ヘルニアだからと言って、絶対に痺れ(神経症状)があるわけではない。

腰椎椎間板ヘルニアの好発年齢と好発部位

・20歳代、30、40歳代、次いで10、50~60歳代の活動性の高い患者に好発する。どの年代にも発症のリスクがあります。

・男性がなりやすい。

・C5-6椎間板 > C6-7椎関板 > C4-5椎間板(Cは頚椎のことです)

・L4-5椎間板 > L5-S1椎間板 > L3-4椎間板とそれより上位の椎間板ヘルニアは稀である。(Lは腰椎のことです)

腰椎椎間板ヘルニアは5つある腰椎の下の方で発症しやすいことがわかります。

年齢が若いとスポーツや激しい動作での発症が多く、高齢になると椎間板の変性による発症のリスクが高まります。

どの様にして腰椎椎間板ヘルニアを発症するのか

腰椎での発症は体幹屈曲(前屈・カラダを前に倒す)させ、同時に一方へ回旋する事により発症することが多いです。

日常に置き換えると、中腰で重いものを持ち上げて振り返ろうとしたときが
腰椎椎間板に大きな負荷かかかると考えてください。

絶対ではありませんが、ギックリ腰や急な腰痛の場合、このような痛め方に覚えがある方は多いのではないでしょうか。

・体幹屈曲・回旋動作により輪状線維輪が断裂
⬇️
・髄核を後方に移動させる
⬇️
・輪状線維輪を後方に圧迫し、圧迫の程度により膨隆・突出・遊離します。

姿勢によって椎間板へかかる負荷の変化

 

生活スタイルは変わってきていますが、農耕民族である日本人は発症しやすい骨格、生活習慣を昔から持っていたのかもしれませんね。

まとめ

・ヘルニアは頸椎と腰椎で起こりやすく、下部椎体間に好発している。

 

・10~20代ではスポーツや激しい運動で、高齢者では椎間板の変性(老化)によりヘルニアになりやすい。

 

・中腰で重いものをもって動こうとした時に発症しやすい。

腰痛、腰椎椎間板ヘルニアの診断・鑑別方法について。

病院では、
レントゲン
MRI
CT
徒手検査

などの方法によって原因を探します。
徒手検査というのは、反応・知覚・関節運動を使い、どの疾患が疑わしいのかを見分けるための検査です。レントゲン・MRI・CTを使わなくてもある程度、疾患を予測することができます。
今回の徒手検査で陽性所見が見られた場合、腰椎椎間板ヘルニアの疑いがある検査を紹介します。

・SLRテスト(下肢伸展挙上テスト)

仰向けになり、ヒザを伸ばして片足を持ち上げていきます。角度が70度以下で痛みがある場合は坐骨神経痛の場合があり、この症状をともなう腰椎椎間板ヘルニア、脊椎すべり症、脊柱管狭窄症などの可能性があると診断されます。

また、痛みが神経的な痛みなのか、筋肉が伸ばされることからの痛みなのか、その鑑別も重要です。

SLRテストで痛みが出た場合は、ブラガードテスト(足首をつま先が上に向くよう曲げたときに痛みやしびれが出るかどうかを診るテスト)やボンネットテスト(関節を内転・内旋させて、痛みが増すかどうかを診るテスト)を行い、さらに詳しく診断します。

SLRテストではL4〜S3の神経(坐骨神経)に問題があるかどうかを診ることができます。

・FNSテスト(大腿神経伸長テスト)

うつ伏せで股関節伸展位のまま膝を屈曲させていきます。
骨盤が浮かない様に抑え、股関節を伸展させます。この時、大腿部前面にしびれや痛みが出れば陽性です。

FNSテストではL2〜4の上位腰椎椎間板ヘルニアの症状を鑑別できます。

・知覚検査

ピンを使った痛覚検査、温・冷水での温感検査、毛筆などを使った触覚検査などがあります。

両足の同じ部分を同時に触り、感覚の違いを聞き、どの部分に違いが出るかでヘルニアの部位を推測出来ます。

感覚が低下している場合は、神経根障害(椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊髄腫瘍など)、脊髄障害(横断性脊髄炎、多発性硬化症、脊髄腫瘍)などの可能性があると診断されます。

この他、筋力の低下度合いを調べる「徒手筋力テスト(MMT)」などもあります。

・深部腱反射

深部腱反射とは?

深部腱反射は脊髄レベルで起こる反射の一つです。
子どもの頃、膝の皿の下を叩いたら無意識に脚が動くを見て遊んだことはありませんでしたか?
膝蓋腱反射と言ってあれが一番身近な深部腱反射です。
反射というのはこの無意識にというのが特徴です。
無意識に身体が反応するということは、お皿の下を叩いたという情報が脳まで届かず、一歩手前の脊髄で情報を処理して、反応しているということです。
この経路を、反射弓と言います。
腱を叩かれた感覚が感覚神経を通り、反射中枢に行き、そのまま運動神経を通って戻ってきます。脳まで情報が届かないのが特徴です。

深部腱反射は何のために検査するのか?

深部腱反射を検査することは臨床的には非常に重要な役割があります。
腱反射の状態により、反射中枢より上位で問題が生じているか、下位で問題が生じているか、ひとつの判断材料になるからです。
ポイントは主に3つ。

‣ 量的変化(強くなっている・弱くなっている・反射が起きないなど)

‣ 質的変化(筋収縮のすばやさ・大きさ・広がりなど)

‣ 左右の反射の差

個人差はもちろんありますので、片方の反射が明らかに強すぎたり逆に弱いといった左右差が見られれば、何らかの異常を疑います。
亢進の場合反射中枢より上位の錐体路障害を示します。(脳梗塞などの脳血管疾患)
減弱の場合:反射弓を構成するいずれかの要素の障害を示します。(ヘルニアなど)

この反射弓は通常、働きすぎないようにと、脳から抑制を受けています。脳や脊髄に何らかの障害が起きるとその抑制が弱まり、反射が働きすぎる(亢進)ということになります。

反射弓を構成する感覚神経や運動神経に問題が起きると、そこは脳から抑制を受けていないので、反射は弱まります。(減弱)

深部腱反射の種類

身体の各部位に腱反射は存在しますが、ここでは腰椎椎間板ヘルニア椎間板ヘルニアに関連するものだけを紹介します。

・膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)

座った状態で、膝蓋腱(皿の下)を打腱器で軽く叩きます。通常:ヒザ下が動く。
減弱・消失:ヒザ下があまり動かない、全く動かない。(腰椎3番と4番の間のヘルニアの疑い)
亢進:顕著に動きすぎる。
ヒザ下が動くのは大腿四頭筋の影響で、大腿神経(L2-L4)が分布しており、これが膝蓋腱反射に関わっています。

・アキレス腱反射
膝蓋腱と同様にアキレス腱を叩きます。

アキレス反射

通常:つま先が下に動きます。
減弱・亢進:つま先があまり動かない、全く動かない。(5番腰椎と1番仙椎間の椎間板にヘルニアの疑い)
亢進:つま先が大きく動きます。(左右同じ症状)

腰椎椎間板ヘルニアに関して言えば、どの検査も片側だけに症状が出ることがほとんどです。(ヘルニアの出方によっては左右動く場合もあります。)

まとめ
  • 腰椎椎間板ヘルニアと決めつけて検査を行うのではなく、他の疾患(坐骨神経痛、脊柱管狭窄症など)と鑑別するために検査する。

 

  • どの部位がどの程度障害されているのかを知ることで、リハビリやトレーニングの内容、リスク管理が変わってくる。(次項参照)

腰椎椎間板ヘルニアの運動療法・トレーニングは必要?

腰椎椎間板ヘルニアに限らず、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症など、坐骨神経痛の症状を出している人や、痺れはないけど腰痛がある人たちからよく次の様な質問をいただきます。

「〇〇先生(〇〇トレーナー)、運動はしてもいいでしょうか?もしくわ、運動しないとダメですか?」

もしくは、「痛みはだいぶ無くなったから、もう大丈夫ですよね??」

こういった質問は本当によくいただきます。

結論から言います。

運動は必ず必要になります。

もちろん、運動できる状態であることが大前提ですよ!

運動というのは、
ストレッチ
 体操
 トレーニング
 リハビリテーション

など全般を指します。

そして、運動というのは、行う人にとって適度な運動量であれば体にとって良い反応が起こります。

  • 血行の促進
  • 痛みの緩和
  •  歪み・捻れの解消
  • 筋緊張の緩和
  • 緩んでいる筋を引き締める
  • 筋肉増強
  • 関節可動域(柔軟性)改善、
  • 疲労回復

ただし、限界以上の運動量であれば逆に体を痛めつけてしまう行為にもなりえます。

また、運動量が少なくても運動の仕方や質によっては効果が得られないこともあります。

こういった事はどういった疾患でも当てはまります。特に痛みを抱えている場合は運動による刺激量については注意しなくてはいけません。

腰椎椎間板ヘルニアの場合はどの様な運動が必要でしょうか?

これは、後にも先にも腰椎椎間板ヘルニアになってしまった原因を解決すること。そうすると症状も改善し、再発も予防出来ます。

椎間板を圧迫し、椎間板の中にある髄核(ズイカク)が後方に移動し、椎間板を膨隆、脱出した状態が腰椎椎間板ヘルニアです。

治療と運動のポイントは2つ。

対症療法と根本改善。

腰椎椎間板ヘルニアの場合にはどの様な治療・運動が必要でしょうか?これは、後にも先にも腰椎椎間板ヘルニアになってしまった原因を解決すること。そうすると症状も改善し、再発も予防出来ます。

椎間板を圧迫し、椎間板の中にある髄核(ズイカク)が後方に移動し、椎間板を膨隆、脱出した状態が腰椎椎間板ヘルニアです。
治療と運動のポイントは2つ。
対症療法と原因療法

対症療法

病気の原因に対してではなく、その時の症状を軽減するために行われる治療法を指します。
たとえば、熱があれば冷やし,食欲不振には消化薬を用いるように,症状を個々に軽減,消失させようとする試みから生れた方法です。

1.鎮痛消炎剤を始めとする内服薬
痛みに対しては非ステロイド性抗炎症薬が広く使用されています。一般の方からはいわゆる「痛み止め」と見なされている薬剤ですが、
鎮痛だけでなく「消炎」効果もあります。痛みがあるから痛みを抑える薬を飲むという対症療法です。
2.神経ブロック
神経やその周辺に局所麻酔薬を注入し、神経の炎症をおさえて痛みをなくす神経ブロックという方法です。いわゆるブロック注射です。
3.理学療法(牽引や温熱療法)
リハビリ室で器具を使って腰をひっぱる牽引や、腰部マッサージや温熱療法などといった物理療法や、体幹強化を行う運動器リハビリテーションなどがあります。いずれも、炎症が強いようなひどく痛む時期が過ぎてからの施行が望ましいといえます。
これらも、椎間板ヘルニアにともなう腰痛やしびれなどの症状に対する対症療法の一つです。
残念ながら世界的にみて確実な治療効果が得られるというエビデンスはない治療法ですが、臨床の現場では症状の改善や寛解が認められるケースも多々あります。
逆にかえって悪化するケースもあるという認識が必要です。

原因療法

根治療法とも言います。
原因療法は、症状や疾患・外傷障害の原因を取り除く治療法で、対症療法と対義語として用いられます。 最終的に症状を取り除くには、対症療法や自然治癒力の助けが必要になります。 また、疾患の多くは直接の原因と複数の遠因が重なりあって起こるため、原因療法と対症療法の区別は相対的なものと捉えられます。

腰椎椎間板ヘルニアでいうと、まず原因が何処にあるのかという話になります。

腰痛のほとんどは腰が原因ではありません

腰椎椎間板ヘルニアの症状、関節可動域、筋力、姿勢、動作、身体の癖などを総合的に判断し、原因を見つけ、そこにアプローチ。
原因は様々ですが、椎間板が後方に押し出されるストレスを和らげることが必要になります。

文面だけ見ると原因療法がベストに見えますが、対症療法との組み合わせがベストだと考えます。

その場の痛みを少しでも和らげることも根本改善の為にも、患者さんの為にも大切です。

ただ、対症療法だけでは治りきることはなく、再発のリスクが高くなります。

これは痛みに限らず、どの場面でも言えることですね(^.^)

腰椎椎間板ヘルニア改善に効果的なトレーニング・ストレッチ・体操

腰椎椎間板ヘルニアでは、姿勢や体動などにより椎間板への圧迫が強まるとヘルニアが神経を圧迫し、痛みやシビレなどの症状が悪化することがあります。
とくに前屈みの姿勢で症状が悪化することが多いと言われています。
前屈では椎間板の前方を圧迫し、髄核を後方へと押し出します。ヘルニアの場合、これが痛みや痺れを増悪させる原因となります。

前屈がダメだと一般的には言われていますが、前屈ができるようにならなくては生活やスポーツに支障をきたします。

まずは、椎間板にかかるストレスを和らげることから考えてみましょう❗️

腰椎椎間板ヘルニアに対する運動療法のポイントは3つ。

  1. 痛みによって傾いた骨盤や背骨の歪みを整える
  2.  椎間板にかかる圧力を整える(除圧)
  3. 正しい動作パターンを習得する(再発予防)

痛みによって傾いた骨盤や背骨の歪みを整える

痛む部分をかばってしまうために、他の部分の柔軟性や筋力が低下したり、姿勢が悪くなってしまったりすることがあります。それを予防、改善するのに体操やストレッチはとても有効です。

ぎっくり腰などの急性腰痛によくみられるのがこの様な姿勢です。

image1

疼痛性側弯といって、痛みから逃れようと身体が傾いている状態のことを言います。

この身体でトレーニング(ストレッチ・体操)をしても効果はいまひとつです・・・
まずはこの傾き・歪みを改善すること考えましょう。
疼痛性側弯では胸郭の歪みが出やすいです。
胸郭というのは肋骨や胸骨、脊柱で構成された空間です。
肋骨は全て一つの塊ではなく、1本1本が動くようになっています。
背骨と繋がっていますので、背骨の歪み=肋骨(胸郭)の歪みに繋がります。
腰の痛みから逃れようと、胸郭の形が歪んだのが下の図です。?
胸郭1
image1

胸郭の歪み(側弯)を治すエクササイズ

胸郭の横方向の歪み(側弯)を治す為のエクササイズを一部紹介します。。

① 片手を頭の上に乗せ、そのまま横に倒していきます。
※肩が浮いたり、脚が動かないように注意します。
※左右比べて動かしやすい側から反復するのがコツです。
image2
② もう片方も同じように行います。
image3
左右見比べると背骨のカーブに随分差があるのがわかりますね・・・
この差を少なくすることは、椎間板にかかる圧力を整えることにも繋がります。

椎間板にかかる圧力を整える(除圧)

前屈すると椎間板の後ろ方向への圧力が増します。?

前屈

逆に腰を反らすストレッチ(エクササイズ)によって椎間板の圧迫が減少(除圧)され、症状を軽減することができます。 腰椎椎間板ヘルニアの除圧をするストレッチは、例えば以下の様な方法があります。
椎間板ヘルニアのストレスを和らげるエクササイズうつ伏せでスタート。
↘️

目線を徐々に上げながら、上体(胸椎)を反らせていきます。

↘️

腰が痛くなる手前まで上げていきます。

この後ろに反らす動きは伸展(しんてん)といいます。身体を前に屈める前屈(ぜんくつ)とは反対の動きですね。
椎間板ヘルニアを悪化させる心配は無く、安心して行えます。

正しい動作パターンを習得する(再発予防)

腰椎椎間板ヘルニアになると、前屈動作が困難になることが多いです。
見方を変えると、前屈動作に何か問題点があったから腰椎椎間板ヘルニアになった可能性があると言い換えることができます。
日常生活において、又はスポーツをする人にとって前に屈むというのは必要不可欠な動作です。
正しい前屈動作を習得してヘルニアの改善・再発予防に役立てましょう。
まず、腰椎椎間板ヘルニアを始め、腰痛になりやすい人の前屈パターン
前屈2
骨盤の位置が後方に下がっています。(重心線)
仙骨(骨盤)が後傾。たれ尻の人にも多い形です。
この仙骨(骨盤)の傾きによって前屈動作に問題が起きていますので、それを修正していきましょう。
すごく簡単で誰でもできる方法があるのですが、ここでは一部だけ公開します(^^)
座り直し
過程は端折りましたが、この姿勢のまま1分キープするだけです。
(本来は3分ほどの方が効果あり)結果がこちら・・・??
前屈3
仙骨(後傾)が改善され、ヒップアップ!
地面を踏めるようになり、重心線に近づきました。
他にもありますが、このようなエクササイズを取り入れることで、身体の使い方が変わってきて怪我からの回復・再発予防に繋がります。
他には、
腰椎以外の運動性を高めるストレッチを少しご紹介します。
痛む部分をかばってしまうために、他の部分の柔軟性や筋力が低下したり、姿勢が悪くなってしまったりすることがあります。それを予防、改善するのにストレッチはとても有効です。
骨盤周囲筋の柔軟性の低下により腰椎や骨盤の動きに悪影響を及ぼすこともあるため、腰だけでなく下肢のストレッチも行っていきます。

※腰椎椎間板ヘルニアの発生場所や損傷度合いによってそれぞれのストレッチの有用性には個人差があります。ストレッチをして痛くなる様でしたら中止してください。強度や方法を変える必要があります。
わからない場合があると思いますので、1度ご相談ください。

まず、起こりやすいのがハムストリングスのタイトネス(太もも裏が硬くなる)。

ハムストリングスのストレッチ

・仰向けで膝を曲げたまま股関節を手前に90度引き寄せます。長めのタオルを踵に引っ掛け、手で持ちます。

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そこから膝を伸ばしていきます。

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太もも裏が伸びるのがわかりますか?^ ^

臀筋群のストレッチ(お尻のストレッチ)

・足首をもう片方の膝にかけ、太もも裏を両手で持って、手前に引き寄せます。

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坐骨神経痛と関連が深い、梨状筋をストレッチ出来ます。

腹斜筋のストレッチ

・両膝を揃えて片側に倒し、上の脚を引き寄せながらさらに倒します。

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お腹の横側の筋肉をストレッチします。

その他、まだまだたくさんのストレッチがあります。
ストレッチをすることで、患部や全身の血流が改善され、痛みやシビレなどの症状が改善します。痛みを一時的でも減らすことは、痛みの改善につながることが疼痛理論上わかっています。一時的な鎮痛により生じる生体反応により、生理的な痛みの回復力が強まります。

ストレッチのポーズを取ることで腰や脚の痛みが増強する様でしたら中止してください。
あくまでも可能な範囲で安全に行いましょう❗️

まとめ
腰椎椎間板ヘルニアに対する治療・整体・運動を行う際は、原因を分析し、アプローチする。その際、生活習慣や動作パターン、癖などの個人特性を見抜く必要がある。(別の人に同じアプローチをしても完治しきらない)

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